母を卒業して、私を始める。好きだったことをもう一度選び直すという再スタート
母としての時間が、少しずつ終わりに近づいて
子ども4人を育て、気づけば上の3人は社会人、末っ子も大学生。
長かった子育ても、ようやく終わりが見えてきました。
正直なところ、
ホッとする気持ちと同時に、
ぽっかり穴が空いたような感覚もあります。
毎日の時間の使い方が、
ずっと“子ども中心”だったからです。
誰かの予定に合わせて動く生活が当たり前で、
自分が何をしたいのか、
何をしている時が楽しいのかなんて、
考える余裕もありませんでした。
自由な時間が増えて、戸惑う自分がいた
いま、少しずつ自由な時間が増えてきて、
ふと考えるようになりました。
「私は、何をしている時が楽しいんだろう」
「これから、何をしたいんだろう」
何かをしなきゃいけないわけでもないのに、
時間だけがぽつんと手元に残って、
その使い方がわからない。
長いあいだ“母”として走り続けてきた人ほど、
この戸惑いを感じるのかもしれません。
ふと思い出した、20代のころの私
そんなとき、
ふと頭に浮かんだのが、
20代のころに通っていたフラワーアレンジメント教室でした。
資格を取りたいわけでもなく、
仕事にしたいわけでもなく、
ただ「上手く活けられたらいいな」と思って通っていただけ。
仕事終わりに電車に30分揺られ、
駅から10分ほど歩いて教室へ向かう。
疲れている日もあったはずなのに、
花に触れている時間だけは、
不思議と心が軽くなっていました。
いったん壊して、また作り直す時間
教室で活けたお花は、
家に持ち帰るために、
いったん全部ばらします。
きれいに仕上がったアレンジを、
わざわざ崩して持ち帰る。
今思うと、少し不思議な光景です。
でも家に帰って、
もう一度、花を活け直す時間が好きでした。
実家暮らしだったので、私が活けた花を母がとにかく褒めてくれました。
母は、花が大好きで、ガーデニングが趣味でした。
いつも玄関に花が絶やさずにあったので、そこに私が活けた花が加わることが、嬉しかったんだと思います。
母の喜ぶ顔を見たい。そんな気持ちもあったのかもしれません。
もう一度、好きだったことを始めてもいい
いま思います。
もう一度、あの頃好きだったことを始めてみてもいいのかもしれない、と。
上手じゃなくてもいい。
続かなくてもいい。
仕事にならなくてもいい。
役に立たなくても、
効率が悪くても、
心が少し楽しくなることを、
これからの人生に取り戻してもいい。
母としての役割に一区切りがついた今だからこそ、
“誰かのため”だけでなく、
“私自身のため”の時間を持ってもいい。
やり直しではなく「選び直し」
50代から何かを始めるというと、
「今さら遅いんじゃないか」
「もう若くないし」
そんな気持ちがよぎることもあります。
でも、これは“やり直し”ではなく、
“選び直し”なのだと思うのです。
これまでの人生で積み重ねてきた経験も、
遠回りも、失敗も、
すべて抱えたまま、
これからの生き方を選び直す。
それだけでいい。
母を卒業して、私を始める
母としての時間は、
私の人生そのものでもあり、誇りです。
でもこれからは、
母である私だけでなく、
「私自身」としての人生も、大切にしていきたい。
母を卒業して、
私を始める。
このブログは、
そんな再スタートの記録です。
もしあなたも、
子育てがひと段落して
「これから、私はどう生きよう」と
少し立ち止まっているなら、
一緒に、ゆっくり考えていけたら嬉しいです。
この記事を読んだ方へ
好きだったことを、
もう一度好きになってもいい年齢です。
遅すぎることなんて、きっとありません。そう思いませんか?



