冬の冷えと更年期の深い関係 ― 「冷えるだけ」で終わらせないでほしい理由 ―

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① 冬になると、不調が一気に増えるのはなぜ?

・手足が冷たい
・体がだるい
・眠りが浅い
・肩こりや頭痛がひどい
・気分が落ち込みやすい

冬になると、こうした不調が増えていませんか?

婦人科ではこの時期、
「更年期症状が急につらくなった気がする」
という相談がとても増えます。

でも多くの方が、

「冬だから冷えるのは当たり前」
「更年期と関係あるなんて思わなかった」

と、冷えを軽く考えてしまいがちです。

実はこの 「冷え」こそが、更年期症状を強くする大きな引き金 なのです。


② 冷えを放置すると、更年期症状は悪化しやすい

結論からお伝えします。

👉 冬の冷えは、更年期の不調を確実に悪化させます
👉 逆に言えば、冷え対策だけで症状が軽くなる人も多い

これは気合や根性の話ではなく、
体の仕組みとして自然なことです。

冷えを軽く見るか、
きちんと対策するかで、
冬の過ごしやすさは大きく変わります。


③ なぜ冷えが更年期をつらくするのか?

● 理由① 自律神経がさらに乱れる

更年期は、
女性ホルモン(エストロゲン)の減少により
自律神経が不安定になりやすい時期。

そこに
✔ 寒さ
✔ 気温差
✔ 日照時間の減少

が重なると、
自律神経はフル稼働状態になります。

その結果、
・ほてり
・動悸
・めまい
・不安感
が強く出やすくなるのです。


● 理由② 血流が悪くなり、症状が出やすくなる

冷えは血管を収縮させ、
血流を悪くします。

血流が悪いと
・肩こり
・頭痛
・むくみ
・疲労感

が増え、
「なんとなく不調」が積み重なります。

更年期世代は、
もともと血流が落ちやすいため、
冷えの影響をダイレクトに受けてしまいます。


● 理由③ 体温低下でホルモンの影響を受けやすくなる

体温が下がると、
体の回復力や代謝も落ちます。

よく言われる
「体温が1℃下がると代謝が12%下がる」
という話は、実感としても納得できます。

冷えた体は、
ホルモンの変化に振り回されやすい状態なのです。


④ 更年期世代が冬に意識したい冷え対策5つ

① 「3首」を守る

首・手首・足首。
この3か所を温めるだけで、
体全体がぽかぽかしやすくなります。


② お腹を冷やさない

腹巻きやインナーで、
お腹を守るのはとても効果的。
内臓が温まると、体の巡りが変わります。


③ 湯船につかる習慣をつくる

シャワーだけの日が続くと、
冷えはどんどん蓄積します。
短時間でも湯船に浸かるのがおすすめ。


④ 冷たい飲み物を控える

冬でも無意識に冷たい飲み物を選びがち。
白湯や温かいお茶に変えるだけで違いが出ます。


⑤ 「寒い」を我慢しない

我慢は美徳ではありません。
寒いと感じたら、
一枚足す・温める。
これも立派なセルフケアです。


最後に|冷え対策は、更年期対策そのもの

更年期の不調を
「ホルモンだから仕方ない」
で終わらせてしまうのは、もったいない。

冷えを整えることは、
ホルモンに振り回されにくい体を作ること。

冬こそ、
自分の体を後回しにせず、
やさしく守ってあげてください。