― 我慢し続けなくていい“受診の目安” ―
「周期がバラバラだけど、年齢的なものかな」
「昔から生理痛が重いし、今さら相談するほどでも…」
月経の悩みは、
我慢するのが当たり前になりやすいものです。
でも婦人科の現場で感じるのは、
「もっと早く相談してもよかったのに」
というケースがとても多い、ということ。
今日は、
月経不順・月経痛の受診基準と
悩みをどう考えたらいいかを
婦人科目線でお話しします。
まず知ってほしいこと
月経の悩みは「体質」だけで片づけなくていい
- 昔からだから
- みんな我慢しているから
- 年齢的に仕方ないから
そう思っている方ほど、
実はちゃんと理由があることが多いです。
月経は、
女性ホルモン・子宮・卵巣・自律神経
すべての影響を受けています。
つまり、
月経の乱れや痛みは
「体からのメッセージ」。
無視し続ける必要はありません。
月経不順の受診基準
こんな場合は相談してOKです
✔ 生理周期が毎回バラバラ
✔ 2〜3か月こないことがある
✔ 急に周期が短くなった/長くなった
✔ 出血量が極端に増えた・減った
✔ ダラダラと出血が続く
✔ 生理じゃない時期に出血がある
40代・50代では
更年期の影響で周期が乱れやすくなりますが、
すべてが更年期とは限りません。
確認して「問題なかった」と分かるだけでも、
安心につながります。
月経痛の受診基準
「痛み止めが効くかどうか」だけで判断しないで
✔ 鎮痛剤が効きにくくなった
✔ 年々痛みが強くなっている
✔ 仕事や家事ができないほど痛い
✔ 生理以外の日も下腹部が痛む
✔ 腰痛・胃痛・吐き気を伴う
「薬を飲めば何とかなるから」
と我慢していませんか?
婦人科では、
痛みの強さそのものが受診理由になります。
よくある誤解
「更年期だから仕方ない」は半分正解、半分不正解
更年期に入ると、
✔ ホルモンの波が大きくなる
✔ 子宮の収縮が不安定になる
✔ 自律神経が乱れやすくなる
その結果、
月経不順や月経痛が強くなることは確かにあります。
でも同時に、
- 子宮筋腫
- 子宮内膜症
- 子宮腺筋症
などが隠れているケースもあります。
更年期=様子見一択ではありません。
婦人科では何をするの?
「行ったらすぐ内診?」
と不安になる方も多いですが、
まずはお話を聞くところから始まります。
- いつから
- どんな痛み・変化か
- 生活への影響
それを整理するだけでも、
受診する価値はあります。
必ず治療を始めるわけでも、
薬を出されるわけでもありません。
我慢しがちな人ほど、受診してほしい
婦人科でよく聞く言葉があります。
「これくらいで来てすみません」
でも正直に言うと、
そう言う方ほど、つらさを溜め込んでいます。
月経の悩みは、
比べなくていい。
我慢比べでもありません。
受診するか迷ったときの考え方
✔ 生活に影響している
✔ 以前と違うと感じる
✔ 不安が頭から離れない
このどれかに当てはまったら、
受診していいタイミングです。
最後に
月経不順や月経痛は、
「我慢が上手な女性ほど見逃されやすい」悩みです。
でも、
ちゃんと理由があり、
ちゃんと向き合う方法があります。
婦人科は、
限界まで耐えてから行く場所ではありません。
「今の自分の体を知るため」に
気軽に使っていい場所です。
このブログでは、
婦人科の現場で見てきたリアルをもとに、
迷っている人の背中をそっと押す情報を
これからも発信していきます。
ひとりで悩まなくて大丈夫。
あなたの体の声、ちゃんと聞いてあげましょう。




