実は多い“勘違い”と、婦人科で本当によく聞く話
「まだ更年期じゃないと思ってました」
婦人科で働いていると、
ほとんどの方が、こう言います。
「まだ生理あるので…」
「40代前半だし、更年期はもう少し先ですよね?」
「更年期って、閉経してからじゃないんですか?」
実はこれ、
とても多い勘違いです。
そしてこの思い込みが、
不調を長引かせてしまう原因になることも少なくありません。
更年期は「閉経してから」ではありません
まず知っておいてほしいのは、
更年期は
閉経した後に突然始まるものではない
ということ。
医学的には、
👉 閉経の前後およそ10年間
この期間を「更年期」と呼びます。
つまり、
- 40代前半〜後半
- 生理がまだある
- 周期が少し乱れ始めた
この時期から、
体はすでに“更年期モード”に入り始めているのです。
よくある勘違い①
「生理がある=更年期じゃない」
これは本当によく聞きます。
でも実際には、
生理があっても更年期症状は起こります。
なぜなら、
問題なのは「生理の有無」ではなく、
女性ホルモンの量と揺らぎだから。
生理が来ていても、
ホルモンは
・急に増えたり
・急に減ったり
ジェットコースターのように不安定になります。
その影響で、
- イライラ
- 不安感
- 動悸
- 眠れない
- 疲れが取れない
といった症状が出ることは、
まったく珍しくありません。
よくある勘違い②
「更年期=ほてり・汗だけ」
「ホットフラッシュがないから、更年期じゃないと思ってました」
これも、婦人科でとても多い言葉です。
でも実際に多い更年期症状は、
- 疲れやすい
- 気分が落ち込みやすい
- イライラする
- 眠りが浅い
- めまい・動悸
など、
**一見“更年期っぽくない症状”**だったりします。
そのため、
「ストレスかな」
「性格の問題かな」
と、自分を責めてしまう方が本当に多いのです。
よくある勘違い③
「まだ若いから関係ない」
更年期の始まりには、
かなり個人差があります。
- 40代前半から症状が出る人
- 50代に入ってから出る人
- ほとんど感じない人
どれも“正常”です。
つまり、
年齢だけでは判断できません。
「まだ若いから大丈夫」
ではなく、
「今の自分の体がどうか」
を見ることが大切です。
婦人科でよく見る“もったいないパターン”
それは、
「更年期だと思っていなかったから、我慢してしまった」
というケース。
- 何年も不調を抱えたまま
- 誰にも相談できず
- 仕事や家庭がつらくなる
そしてやっと受診したときに、
「もっと早く来れば楽だったのに…」
と、本人が一番悔しそうに言うのです。
更年期は「病気」ではありません
ここで大事なことをひとつ。
更年期は
✔ 病気ではありません
✔ 異常でもありません
体のステージが変わる時期です。
でも、
「病気じゃない=我慢するもの」
ではありません。
整え方を知れば、
楽に過ごせる時期でもあります。
こんな変化を感じたら、立派なサイン
もし今、こんな変化があれば
「更年期かも?」と考えてみてください。
- 以前より疲れやすい
- 気分の波が大きくなった
- 眠りの質が落ちた
- 体重が増えやすい
- なんとなく不安
どれも、
婦人科ではよく聞く声です。
最後に|「知ること」は、体を守る第一歩
更年期は、
始まる時期が分かりにくいからこそ、
多くの女性が戸惑います。
でも、
「もしかして更年期かも」
そう気づけた時点で、
あなたはもう一歩前に進んでいます。
我慢しなくていい。
自分を責めなくていい。
体の変化を知ることは、
これからの人生をラクにする準備です。



