― 誰にも言えない悩みほど、実はよくある ―
「最近、なんだか痛い…」
「前はこんなことなかったのに」
「でも、こんな話、誰にも相談できない」
性交痛について、そう感じている50代女性はとても多いです。
口に出しにくいからこそ、ひとりで悩み続けてしまう。
でも実は、婦人科の現場ではとてもよくある相談のひとつなんです。
今日は、
「性交痛は更年期障害なのか?」
という疑問に、やさしくお答えしていきます。
そもそも、なぜ更年期に性交痛が増えるの?
結論から言うと、
はい、更年期が関係していることはとても多いです。
40代後半から50代にかけて、
女性ホルモン(エストロゲン)は大きく減っていきます。
このホルモンは、
✔ 膣のうるおい
✔ 粘膜のやわらかさ
✔ 血流
を保つ働きをしています。
ホルモンが減ると、
膣の中が乾きやすくなり、
皮膚や粘膜が薄く、デリケートになります。
その結果、
少しの刺激でも痛みを感じやすくなるのです。
「気のせい」や「年のせい」で片づけなくていい
「もう年だから仕方ない」
「我慢するしかないのかな」
そう思っている方、とても多いです。
でも婦人科の目線では、
性交痛は「よくある更年期の症状」のひとつ。
放っておく必要のない不調です。
痛みがあると、
✔ 行為そのものが怖くなる
✔ 気持ちが離れてしまう
✔ 自分を責めてしまう
こうした心の負担にもつながります。
実は、パートナーも悩んでいることが多い
「言えない」
「気まずい」
「どう伝えたらいいか分からない」
そうやって我慢している方がほとんどですが、
実はパートナー側も
「嫌われたのかな」
「自分が悪いのかな」
と悩んでいることが少なくありません。
体の変化の問題なのに、
心の距離が広がってしまうのは、
とてもつらいことです。
婦人科では、どんな対応ができるの?
性交痛の相談は、
決して珍しいものではありません。
婦人科では、
✔ 乾燥や粘膜の状態のチェック
✔ ホルモンの影響かどうかの判断
✔ 保湿剤や治療の提案
など、状態に合わせたケアができます。
「恥ずかしいから言えない」
そう思うかもしれませんが、
医療者にとっては日常的な相談です。
市販の潤滑剤だけで我慢していませんか?
ドラッグストアで買える潤滑ジェルで
なんとかしている方も多いですが、
それで改善しない場合もあります。
更年期による膣の変化には、
医療的なケアの方が合うケースも多いのです。
相談することで、安心できることがある
「異常じゃなかった」
「ちゃんと理由があった」
それが分かるだけで、
心がふっと軽くなる方はとても多いです。
我慢を続けるより、
一度相談してみることで、
解決の選択肢が広がります。
最後に
性交痛は、
恥ずかしいことでも、
我慢すべきことでもありません。
50代の体は、
静かに変化しています。
その変化に合ったケアが必要なだけ。
このブログでは、
誰にも言えない悩みも、
「それでいい」と受け止められる場所でありたいと思っています。
あなたの体は、あなたのもの。
つらさを、ひとりで抱えなくて大丈夫です。



